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読了:『モンスターズ・イン・パラダイス(1)』 
2007 / 03 / 11 ( Sun )  19:49
縞田理理ばっかり読んでるみたいでアレですが、どうも今「小説を読むモード」じゃないらしくて、他の小説はなかなか進まないのですよ・・・

『モンスターズ・イン・パラダイス〈1〉』縞田 理理 新書館ウィングス文庫
**内容(「BOOK」データベースより)fromアマゾン
人間とモンスター―“神話的人類”の共存する大都会、アイオニア連邦ブルームフィールド市。田舎から出てきたばかりの新米捜査官ジョエルは、着任早々“神話的人類”専門の部署に配属される。実は“神話的人類”恐怖症のジョエル。だが、コンビを組むことになったカートは、意地悪でひねくれ者で、しかも吸血鬼だった―…!!登場人外率120%でおおくりする縞田理理のミラクル・モンスターワールド開幕。

モンスターズ・イン・パラダイス〈1〉 モンスターズ・イン・パラダイス〈1〉
縞田 理理 (2006/09)
新書館
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帯にも「登場人外率120%」と書いてあって、笑っちゃいました。実際には80%ぐらいだと思うんですけどねー(それでも多いけど(笑))

今回は、長期連載が前提・・・なのかな? 今までの(特にラノン・シリーズ)に比べると緊張感が低め。伏線やら今後に繋がりそうなアレコレはたっぷりあるものの、物語としてはまだまだスタートラインという感じですね。正直なところ「まだ評価できる段階ではない」って感じかなぁ。

1920~40年代ぐらいのアメリカ東海岸の都市(ボストン?)を思わせる街に、神話的人類(ヴァンピール(吸血鬼)、スフィンクス、セントール(ケンタウルス)、ゴーゴンetc.)が「旧大陸からの難民」として住み着いていたら・・ というような話。
でも人権感覚とかは、もちょっと現代的な気もしますけど。(60年代ぐらいかな?)

個別のキャラやエピソードは・・・ そうね、「ものすごくユニーク」「オリジナリティあふれる」というわけじゃない、と思います。
まだ片鱗が見えただけのような「大きな謎」「黒幕」にしても、おそらくは、「ものすごく予想外」ということにはならないような、気が。

でも読んじゃうんですよねー

ここまで来ると、「ああ、わたしって、この作者と相性がいいんだなぁ」と思うしかない、のかな。
全般に「モノの見方・見え方」が近しいらしく、読んでいて「ひっかかるところ」が少ないのです。だからものすごく読みやすいし、読んでいて心地よいのですよね。
それに物語全体の組み立て方・・・ とでも言うのかな、全体の骨格がしっかりしているところも、実に実に、わたし好みで。
ついでながら、この作者さんて、きっとたぶん海外ミステリ好き、かな? 今回クリスピンという名前の老吸血鬼が登場するんですが、クリスピンと言えば、わたしにとっちゃエドマンド・クリスピン以外考えられません!・・・のですよぉ(^^;;(「謎解き」より『雰囲気重視」だと思いますが、好きです>クリスピン) ・・・っと、それはともかく、物語の背景として、こういう街は(ミステリ小説の中で)馴染みのものでもあり、わたしにとってはとても「居心地の良い空間」なのです。はい。

(いちおう分割してみましょうか。今回そんなに沢山書くこともないんですけれど、多少物語の中身について触れますので)



ま、そうは言うものの。
「ありがち」なのかもしれない(そんなにイロイロ読んでるわけじゃないので確信はありませんが)、キャラ設定やエピソードであっても、その「扱い」の巧さには頭が下がります。

たとえば、「獅子神殿」と呼ばれる屋敷を構え、毎週パーティを主催しているというスフィンクスの大物が出てくるんですが・・・
彼は、「全身が少しずつ鉱物化していく」というスフィンクス特有の病気にかかっていて、少しずつ「死にかけて」いるのだそうです。ここまでは、まあ、「ありそう」な設定、かな?(エジプトのスフィンクスは、つまり鉱物化した結果・・というような)
ところが、この病気自体が、いわば彼の「富」の源泉。高価な宝石として「鉱物化」しつつある彼は、自分自身の遺体を担保に銀行から金を引き出している・・・ のです。(リバース・モーゲージ、だと本文中に出てきます)
この「悲劇的な病」と「現代的な金融取引による富」との組み合わせ方。それに、足下から宝石となりつつあるスフィンクスのイメージとが合わさって、とても印象的で魅力的な設定になっている・・・ ように、思います。

他にも、主人公にほのかな思いを寄せてくれるヴァンピールのメイドさんの「過去」や、一番最初の事件で出会う「蔦ゴーゴン」の少女たちの境遇とか、とにかく印象的で、(舞台設定を裏切って)現代的なエピソードが多いのです。
あえて言えば、準主役のヴァンピール カートのキャラ設定が一番つまらない・・・かも? 主役のはずのホープ君も影が薄いですし。(^^;;

って、褒めたいんですけどね。あっちもこっちも。
あああ、でも、「この作者さんとは相性が合う」と実感してるので、「好みのタイプだから、魅力的に感じちゃうだけなのかも?」って、ためらってしまうのですよー
いや、どうせ「感想」ですし、いつだって主観的な判断しか出来ないわけですけれど、でも「具体的に(あるいは理屈っぽく)ドコソコが良い」と言えるわけじゃないのに、それなのに「好き!」だという この気持ち。はあぁ。まいっちゃいますわ。(苦笑)


とにもかくにも、「神話的人類」を「神に認められない(=天国に入れられない)存在」と決めつけた、神話的人類をターゲットとする連続テロ事件は、まだ始まったばかり。
これがどういう結末を見るのか、大いに期待しつつ・・・ 2巻の刊行(4月だか5月だかにデルらしいですが)を待ちますか。
尻すぼみの、がっかりするような結末にはならないと、作者さんを信頼してますし!(ラノンの結末の付け方(感想はココに書いてませんが)も素晴らしかったので)

・・・うっかりすると、先が読みたいばっかりに、小説ウィングスを買っちゃうかも?(爆/いやそんなに「気になって気になって」というような話じゃないんですがね)


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