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読了:『グラフトンの三つの流星』女戦士エフェ&ジーラ(1) 
2006 / 08 / 28 ( Mon )  12:06
さて、飛びかかってしまった(笑)小説の方です。
さすがにこの手の小説は読み終わるまでが速い速い・・・
と、最初に読んだのはコレだったんですが・・ あらまぁ。

『グラフトンの三つの流星 女戦士エフェ&ジーラ(1)』ひかわ玲子 大陸ネオファンタジー文庫
**内容(カバー裏より)
聖なる月"ゼルク"の光さす戦乱の大陸ハラーマを二人の女戦士が駆け抜けた--。エフェは落ちこぼれの魔術士。ジーラはムラール帝国の元姫君(プリンセス)。二人はめいっぱい傭兵稼業を楽しんでいたが、ふとしたことから、グラフトン公国のキリアン王子を助けるハメに…。ヒロイックファンタジー開幕す!

まったく意図してなかったんですが、わたしがeBOOK-OFFから買い込んだのは大陸書房版でした。(^^;; ええと、大陸書房っていうのは、もう倒産しちゃった出版社でして、絶版も絶版です。ええ。(大陸書房の本を集めてる(奇特な)方の中には目の色変えてる方もあるのかもですが・・まあ、これなんかはメジャーな方だったようなんで、古書としての価値は無さそうです。)
わたし自身はネオファンタジー文庫ってのは初めて手にします。見かけは・・うーん、スニーカー文庫みたいな感じですね。

ちなみに同じ本がX文庫からも(エフェラ&ジリオラシリーズとして)出ています。でもどうやらそっちも品切れ。(^^;; アマゾンじゃ手に入りません。(eBOOK-OFFにはありました。わたしの見落としだわ・・)
ちなみにX文庫では、これはシリーズの2冊目という扱いです。どうやら二人の出会い編をあとからお書きになったみたいですね。後書きによると、これがこの作家さんの小説デビュー作だそうなので。

そしてもう一つ驚いたことが・・ 表紙、巻頭のカラーイラスト・・を見て、「この絵、知ってる!」と。
イラストレーターさんの名前を見て納得。
わたしがよく読みに通っているBL系オリジナルサイトさんのオーナーさまでした。いや、この方がプロなのは知ってたんですけれどね。(^^;; こんなところで出会うとは。(ちなみにサイトのメインは絵じゃなくて小説w 絵柄は、なんつーか「クラシック」です。はい。)


さてそんなことはともかく問題の中身ですが。
ええとなんというか。
「完成度はかなり高い」です。
ただし、完成度=面白さ ではない、のですよね・・・

(で、例によって分割します。例によって褒めてませんので、そのおつもりで)


さて中身。
つまらないわけじゃないんですけれど・・ うーん、なんというか。
読んでいてずっと思っていたことは。
これってダーティペア?
元気な(特殊な才能やらのあるわけじゃない)外見色違いの女の子二人組の大活躍。
ファンタジー版ダーティペア、に思えてしまうのですよね・・・ うーん。
ダーティペアを知らない方はいらっしゃらないと思いますが、念のためアマゾンへリンク貼っておきます。あらすじとか設定はあちらを見てくださいませ)

まあ、ダーティペアほどエフェもジーラもメチャクチャじゃありません。
あの二人みたいに、任務遂行と同時に惑星の一つや二つや三つや四つ・・ぶっとばす!みたいな心配は無し。
ただし、その「お行儀のいい」分、エネルギー量が少ないというか、テンションが低くなっちゃってるというか・・・

つまらなくはないんです。そして「完成度」は高い。
文章もちゃんとしてるし、物語にも破綻なく、会話もシーンも過不足なく、ちゃんと「ヒロイックファンタジー」しています。
これが小説デビュー作ということですが、そういう意味じゃ通常の「デビュー作」にありがちな欠点は無いんじゃないかと。

でもねえ・・・


ダーティペアを思いださせてしまうのは、まずもって短所だろうと思います。今はともかく、当時(1990年)はまだまだダーティペアの知名度も、読まれている率も高かったはずですし。

それ以上に、なんていうのかな、物語的にも定番で、キャラクターにも突出したものがあるわけでもなく・・ とりあえずスルッと読めるんですけれど、夢中になれる要素が見つからないんですよねえ。
せっかく女の子主人公で、描写も女の子(エフェの方)視点に近いのに、その内面に共感出来るというわけでもないし・・・
語り口も安定していて安心感はあるけれど、読者を「ノセちゃう」テンションも、「巻き込んじゃう」思い入れの強さも感じられないし。
うーん、なんというか、「よく出来ているけれど それだけ」の話でありました。


だけどこれ、シリーズで長く出てるんですよね・・
しかも後書きによれば、どうやらOVAになったり(!)、ゲーム化されたりもしているようです。
いったい当時の読者は、これのどこにそんなに魅かれたんだろう?? ・・・そこに、妙に好奇心をそそられます。
確かに当時は、一種の「ヒロイックファンタジー・バブル」で、あっちでもこっちでもその手の本が出版されるし、(この大陸ネオファンタジー文庫も含め)各社が競って専用の文庫シリーズを作ったりしていた時代、ではありました、が。

これもまた「その時代にあってこそ」の一冊だったのか。
それとも、シリーズが進むに連れて、キャラや物語の魅力が際立ってきたのか。(二人と共に旅をしているらしい魔族?の不思議な少年オーリンとか、ジーラの(元)婚約者さんとか、展開次第では魅力を発揮しそうなキャラもいないことはないですし)

うーん、続編を買うか買わないか・・ ビミョウ。
一生懸命探したりはしないでしょうけれどね。105円なら買うかも?w
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